日傘の最も重要な役割は紫外線から肌を守ることです。したがって、UVカット率に注目するのが正しい選び方です。UVカット率が高いほど肌へのダメージを軽減することができます。生地や素材によってUVカット率が異なり、ポリエステルやナイロン、ポリウレタン、ポリプロピレンなどの生地は通常の綿や麻の天然素材に比べてより紫外線を遮断してくれる傾向にあります。
ただし、生地の種類だけでなく色合いや密度、織り方といった要素も紫外線を遮断する程度に影響を及ぼすため、UVカット率が明記された商品を購入するのが日傘の良い選び方です。近年では紫外線対策だけでなく、雨風を凌ぐための機能も追加された晴雨兼用傘も存在します。折り畳み式を選んで常に鞄に忍ばせておけば、晴れの日は日傘として、雨の日は雨傘としていつでも使用できる、ということです。使い分けが面倒だと感じる人は、この晴雨両用機能を重視するのも選び方の一つです。
また、日傘はファッションアイテムとしても使用されることが多いため、デザインも重要なポイントです。鮮やかな色のものや柄のあるもの、縁にレースの付いたものなど、自分の好みに合ったデザインを選ぶことで傘を使っている最中に気分が上がります。以上が日傘を選ぶ際に注目すべき点です。他にも、持ち運びがしやすく長時間使用しても疲れにくい軽さか、自動開閉機能はあるか、長持ちするような丈夫な素材が使われているかといったことも選び方のポイントとなります。